「今期」「当期」「本期」は、
- 決算資料
- 事業計画
- 会議資料
- ビジネスメール
で頻繁に登場する言葉です。
意味は似ていますが、
- どれが一番正しい?
- 公的なのは?
- メールで使っていい?
と迷いやすい表現でもあります。
結論から言うと、意味はほぼ同じでも「視点」と「文書の種類」が違います。
そもそも「期」とは何か
「期」とは、
企業・組織が定めた一定の会計・事業期間
を指します。
- 例:第◯期(4月〜翌3月など)
- 企業によって開始月は異なる
この「期」を基準に、「今期・当期・本期」が使われます。
「今期」の意味と特徴
意味
今まさに進行中の期を指す、口語寄りの表現。
ニュアンス
- 分かりやすい
- 会話的
- 現場向き
主な使用場面
- 社内会話
- 会議
- ビジネスメール
- 説明資料
例文
- 今期の売上目標を共有します。
- 今期は新規事業に注力します。
👉 一番使いやすく、日常的な表現。
「当期」の意味と特徴
意味
会計・決算上の正式な用語としての現在の期。
ニュアンス
- 事務的
- 専門的
- 会計寄り
主な使用場面
- 決算書
- 財務諸表
- 会計資料
- 監査関連文書
例文
- 当期純利益は以下のとおりです。
- 当期の業績について報告します。
👉 会計・数字とセットで使う言葉。
「本期」の意味と特徴
意味
この文書・説明で対象としている期を指す表現。
ニュアンス
- 書き言葉
- 文書内基準
- 公的寄り
主な使用場面
- 事業計画書
- 公的資料
- 規程・要項
例文
- 本期の重点施策を次のとおり定める。
- 本期における課題を整理する。
👉 文書内で期間を特定する役割。
今期・当期・本期の違い【比較表】
| 項目 | 今期 | 当期 | 本期 |
|---|---|---|---|
| 意味 | 現在進行中 | 現在進行中 | 文書対象の期 |
| 口語性 | 高い | 低い | 低い |
| 公式度 | 低〜中 | 高い | 高い |
| 主用途 | 会話・説明 | 会計・決算 | 文書定義 |
どう使い分ける?判断基準
今期を使うべき
- 社内向け
- 会話・説明
- 分かりやすさ重視
当期を使うべき
- 決算・会計
- 数字説明
- 正式文書
本期を使うべき
- 規程・計画書
- 文書内基準
- フォーマル資料
よくある注意点
文書内で混在させない
同じ資料内で
- 今期
- 当期
- 本期
を混ぜると、期間がズレているように見えるためNG。
結論|意味より「文脈」で選ぶ
- 意味はほぼ同じ
- 違うのは視点と公式度
- 会話=今期
- 会計=当期
- 文書定義=本期
この基準で選べば、迷うことはなくなります。
