メールや手紙の結びでよく使われる
「お身体にお気をつけください」
丁寧な気遣いの言葉ですが、
- 目上に使っても失礼じゃない?
- もっと丁寧な言い方はある?
- 「ご自愛ください」とどう違う?
- ビジネスでそのまま使っていい?
と迷いがちな表現でもあります。
この記事では、「お身体にお気をつけください」の意味・敬語としての正しさ・例文を中心に、
言い換え表現・NG例・似た言葉との使い分けまでわかりやすく解説します。
「お身体にお気をつけください」の意味とは?
お身体にお気をつけくださいとは、
✅ 「体調に気をつけてください」
✅ 「無理をせず、健康を大切にしてください」
という意味の、相手を気遣う表現です。
季節の変わり目や忙しい時期などに、結びの挨拶としてよく使われます。
目上に使っていい?結論:使える(失礼ではない)
結論から言うと、
✅ 目上の人に使っても失礼ではありません。
上司・取引先・先生などにも使える丁寧表現です。
ただし、「お気をつけください」は丁寧ですが、ビジネスではより改まった表現にしておくと安心です。
もっと丁寧にするなら?おすすめ敬語3選
目上・取引先に送るなら、次の形が特にきれいです。
✅①どうぞお身体にお気をつけくださいませ
いちばん自然で“丁寧感”が増します。
✅②くれぐれもお身体にお気をつけください
「念押し」が入る分、気遣いが強く伝わります。
✅③お身体にはくれぐれもお気をつけくださいませ
より文章っぽく、かたい印象になります。
【例文】ビジネスメールで使える(コピペOK)
✅例文1:取引先への結び(万能)
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
どうぞお身体にお気をつけくださいませ。
✅例文2:寒い季節(冬)
寒さ厳しき折、どうぞお身体にお気をつけてお過ごしください。
✅例文3:暑い季節(夏)
暑さが続きますので、くれぐれもお身体にお気をつけくださいませ。
✅例文4:繁忙期(相手が忙しそう)
ご多忙の折とは存じますが、くれぐれもお身体にお気をつけください。
✅例文5:出張・移動が多い相手に
ご出張が続くかと存じますので、どうぞお身体にお気をつけてお過ごしください。
「ご自愛ください」との違い|どっちが丁寧?
どちらも意味は似ていますが、ニュアンスが少し違います。
✅お身体にお気をつけください
- 体調への気遣いが“直接的”
- 会話でも文章でも使える
- 誰にでも使いやすい
✅ご自愛ください
- 文章表現として“かたい・上品”
- 季節の挨拶の結びに強い
- 手紙・メール向き
丁寧度でいうと、
✅ どちらも丁寧(優劣はほぼなし)
です。
迷ったら、メールなら「ご自愛ください」、会話や汎用なら「お身体にお気をつけください」
が使いやすいです。
👉「ご自愛ください」の詳しい解説はこちら
→ ご自愛くださいの意味と使い方|目上に使える?言い換えも解説
「お大事になさってください」との違い(ここ重要)
これも混同されやすい表現です。
✅お身体にお気をつけください
- 元気な人向け(予防)
- 体調を崩さないように、という意味
✅お大事になさってください
- 体調不良の人向け(回復)
- すでに体調を崩している前提
使い分けはこれでOKです👇
✅ 元気 → お身体にお気をつけください/ご自愛ください
✅ 不調 → お大事になさってください
👉回復を願う表現はこちら
→ 「お大事になさってください」の正しい使い方
「お身体にお気をつけください」は上から目線になる?
基本的にはなりません。
ただし、短文でぶつ切りにすると少し強く見えることがあります。
✅少し強く見える例
お身体にお気をつけください。
丁寧ですが、単体だと命令っぽく感じる人もいます。
✅やわらかくする例
どうぞお身体にお気をつけくださいませ。
くれぐれもご無理なさらないでください。
「どうぞ」「くれぐれも」「ませ」を足すと柔らかくなります。
NG例|不自然になりやすい使い方
❌NG例1:謝罪メールの締めで唐突に入れる
この度は申し訳ございませんでした。お身体にお気をつけください。
体調の話題がないと温度差が出やすいです。
入れるなら一言つなぐと自然です。
✅改善例
寒さが厳しい時期ですので、どうぞお身体にお気をつけくださいませ。
❌NG例2:同じ文で繰り返す
お身体にお気をつけください。くれぐれもお身体にお気をつけください。
さすがに重いので、1回で十分です。
言い換え表現(丁寧度別)
✅同じくらい丁寧(ビジネスOK)
- 体調にお気をつけください
- どうかご無理なさらないでください
- お身体を大切になさってください
✅より丁寧(取引先・目上向け)
- くれぐれもご自愛くださいませ
- お身体をおいといくださいませ(かなり硬め)
- 何卒ご自愛くださいますようお願い申し上げます
✅やわらかめ(親しい相手向け)
- 体調気をつけてね
- 無理しないでね
- あったかくしてね(冬)
よくある質問(FAQ)
Q1:メールの結びに毎回使っても大丈夫?
大丈夫です。定番表現なので失礼にはなりません。
ただしマンネリになる場合は「ご自愛ください」と交互にすると文章が整います。
Q2:「お体」と「お身体」どっちが正しい?
どちらも正しいですが、文章では
✅ お身体 の方が改まった印象になります。
Q3:季節感がない時も使っていい?
使えます。
ただし季節の一言(寒暖差・多忙など)を添えると自然になります。
まとめ|「お身体にお気をつけください」は予防の気遣い。目上にもOK
「お身体にお気をつけください」は、
- 元気な相手への気遣い(予防)
- 目上にも使える丁寧表現
- もっと丁寧にするなら「どうぞ〜ませ」「くれぐれも」を足す
- 体調不良の相手には「お大事になさってください」が自然
というのが正しい使い方です。
迷ったら、
✅ どうぞお身体にお気をつけくださいませ。
これが最も無難で、印象も良いです。
