基づきとは、「基づいて」を簡潔にしたフォーマルな表現で、公文書や法律文書などで使われる言い回しです。
意味はほぼ同じでも、「基づき」と「基づいて」では使われる文体や適した場面が異なります。
特に契約書や公式文書では、どちらを使うかによって章の正確さや信頼性の印象が変わることもあります。
この記事では、「基づき」の意味を一言で整理し、「基づいて」との違い、正しい使い方を例文つきで解説します。
基づきとは?意味(ひと言で)
基づきとは、「基づいて」を簡潔にしたフォーマルな表現で、根拠や理由を示すときに使われる言葉です。
特に、公文書・法律文書・契約書・公式なビジネス文書でよく用いられ、「〜を根拠として、〜する」という意味を表します。
「基づき」と「基づいて」の基本的な違い
「基づき」と「基づいて」は意味自体はほぼ同じですが、文体・硬さ・使われる場面に違いがあります。
| 表現 | 特徴 | 主な使用場面 |
|---|---|---|
| 基づき | 簡潔・硬い・フォーマル | 公文書、法律文書、契約書 |
| 基づいて | 一般的・説明的 | ビジネス文書、日常文章 |
👉 意味の違いではなく、文体の違いがポイントです。
「基づき」が使われる代表的な場面
公文書・行政文書
- 法律や条例などの根拠を明確に示すために使われます。
例文
- 本決定は、○○法第△条に基づき行われたものである。
法律文書・契約書
- 客観性・正式性を重視する文脈で使われます。
例文
- 本契約は、民法の規定に基づき締結される。
ビジネス文書(フォーマル寄り)
- 社内規程・通知文・公式文書など。
例文
- 社内規程に基づき、対応いたします。
「基づき」を使うときの注意点
① 日常会話では不自然になりやすい
「基づき」は文語的で硬いため、日常的な文章では違和感が出ることがあります。
❌ 不自然
- データに基づき、考えました。
⭕ 自然
- データに基づいて、考えました。
② 動詞を直接つなげる形が基本
「基づき」は、「〜に基づき、〜する」という構文で使われます。
「基づき」と「に基づく」「に基づいた」との違い
- 基づき:行為の根拠を示す(連用形)
- に基づく:名詞を修飾する
例:法律に基づく判断 - に基づいた:結果・完了のニュアンス
例:実績に基づいた評価
👉これらを含めた詳しい文法的な違いや使い分けについては、以下の記事でより詳しく解説しています。
「に基づく」「に基づいて」「に基づいた」まで含めた詳しい違いや、法律文書・契約書での使い分けを知りたい方は、
👉 基づいてとは?意味と使い方|「に基づく」「に基づいた」との違い
をご覧ください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 「基づき」と「基づいて」は意味が違いますか?
意味はほぼ同じです。
違いは文体の硬さで、「基づき」の方が公的・公式な文章向きです。
Q2. ビジネスメールでは「基づき」は使えますか?
社外向けの正式文書や通知文では使えますが、通常のビジネスメールでは「基づいて」の方が自然です。
Q3. 「基づき」は話し言葉でも使えますか?
会話ではほとんど使われません。
文章表現、特に文書専用の言葉と考えるとよいでしょう。
まとめ
- 基づきとは、「基づいて」を簡潔にしたフォーマル表現
- 主に 公文書・法律文書・契約書 で使用
- 意味の違いではなく 文体の違い がポイント
- 日常文や会話では「基づいて」が自然
正しく使い分けることで、文章の正確さ・信頼性・公式性が高まります。
