「誤る」「間違う」「失敗する」は、どれも「うまくいかなかった」場面で使われますが、
注目しているポイントがそれぞれ違います。
結論から言うと、
- 誤る:判断・認識がずれる
- 間違う:正解を外す
- 失敗する:結果がうまくいかない
という違いがあります。
この記事では、判断・正解・結果の3軸で整理します。
「誤る・間違う・失敗する」の違い【結論】
まず全体像です。
| 語 | 着目点 | 中心意味 |
|---|---|---|
| 誤る | 判断・認識 | 思い違い |
| 間違う | 正解・基準 | 誤答・ミス |
| 失敗する | 結果 | 目的未達 |
👉 どこがズレたかで使い分けます。
「誤る」の意味と使い方
意味
「誤る」は、考え方・判断・認識が正しい方向から外れることを表します。
✔ 思考・判断のズレ
✔ やや硬い・文章語寄り
例文
- 判断を誤る
- 解釈を誤る
- 方針を誤った
👉 頭の中のズレが中心です。
「間違う」の意味と使い方
意味
「間違う」は、正解や基準があるものについて、それを外すことを表します。
✔ 正誤がはっきり
✔ 日常会話で頻出
例文
- 計算を間違う
- 道を間違える
- 答えを間違えた
👉 正解がある場面が前提。
「失敗する」の意味と使い方
意味
「失敗する」は、行動の結果が期待どおりにならないことを表します。
✔ 結果重視
✔ 正解があってもなくても使える
例文
- 交渉に失敗する
- 企画が失敗した
- 実験に失敗する
👉 判断や正解より、結果の良し悪しが焦点。
同じ場面で比べると分かりやすい
例:テストの場合
- 問題の意図を誤る
(考え方がズレた) - 計算を間違う
(正解を外した) - 試験に失敗する
(結果が悪かった)
👉 ズレの段階が違う。
使い分けの判断基準(実用)
迷ったら、次で判断できます。
- 考え・判断がズレた?
→ 誤る - 正解を外した?
→ 間違う - 結果がうまくいかなかった?
→ 失敗する
ニュアンスの強さの違い
- 誤る:やや硬く、責任が重い
- 間違う:日常的・軽め
- 失敗する:結果への評価
ビジネス文では、
- 判断を誤る
- 対応を誤った結果、失敗した
のように 併用 されることもあります。
よくある誤用
- ❌ 計算を誤る(不自然)
→ ⭕ 計算を間違う - ❌ 判断を失敗する
→ ⭕ 判断を誤る
まとめ|誤る・間違う・失敗する
- 誤る:判断・認識のズレ
- 間違う:正解を外す
- 失敗する:結果が悪い
👉 ズレの位置で使い分けると正確。

