「元旦」と「元日」は同じ意味？
「1月1日 元旦」と書いてもいい？
「元旦の夜に会いましょう」って正しい？
——年賀状シーズンになると、毎年数多く検索される「元旦」と「元日」の違い。
実はこの2つ、意味も使える時間帯もまったく違う言葉 です。
この記事では、言葉の専門サイトとして、
- 元旦と元日の正しい意味
- どう使い分けるべきか
- 年賀状での表記はどうする？
- よくある誤用
- 正しい例文
を、図解レベルでわかりやすくまとめます。
2026年の年賀状準備にも、文章作成にもすぐ役立つ内容です。
元旦と元日の違いはこれだけ（結論）
まず結論から。
■ 元旦（がんたん）
→ 1月1日の「朝だけ」を指す言葉
■ 元日（がんじつ）
→ 1月1日の「一日全体」
つまり元旦と元日は 範囲が違う 言葉です。
元旦と元日の正しい意味
元旦（がんたん）
元旦の「旦」の字は、
地平線から太陽が昇る様子を表します。
つまり、
- 日の出
- 元日の朝の時間帯
を指すため、「元旦＝朝限定」 の言葉です。
元旦の時間帯イメージ
- 1月1日 0:00〜12:00頃まで
- ※厳密には日の出後〜午前中
元日（がんじつ）
一方の「元日」は、1月1日の一日すべて を意味します。
- 朝
- 昼
- 夜
すべて含むため、使える範囲が広く、年賀状でも最も一般的です。
よくある誤用・間違い例
❌ 誤り：1月1日 元旦
→ 元旦＝1月1日の朝 なので「1月1日」と重複
❌ 誤り：元旦の夜に会いましょう
→ 元旦は“朝”なので夜は含まない
❌ 誤り：元旦と元日は同じ
→ 意味が異なる
❌ 誤り：ビジネス文書で「元旦」を多用
→ 正確性が求められる場では「元日」が無難
どちらを使えばよい？使い分け方
■ 正確に書きたい → 元日
■ 丁寧にしたい → 元日
■ 時間帯を書き分けたい → 元旦（朝限定）
■ 迷ったら → 元日を使う特にビジネスでは 元日一択が安全 です。
年賀状での正しい書き方（超重要）
年賀状では以下を守れば絶対に間違いません。
✔ 正しい例
元日
2026年 元日
✔ 特にきれいな形式
2026年 元日
謹んで新春のお喜びを申し上げます。❌ 間違い
- 2026年 1月1日 元旦
- 元旦の夜にて
- 元旦にお伺いします
正しい文例（ビジネス／友人／家族）
ビジネス向け
2026年 元日
旧年中は格別のご高配を賜り、誠にありがとうございました。
上司向け
2026年 元日
本年も変わらぬご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。
友人向け
2026年 元旦
朝日が気持ちよく昇りましたね。今年もよろしく！
家族向け
2026年 元日
今年もみんなが元気に過ごせますように。
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