「違う」と「違い」は見た目が似ていますが、品詞は同じではありません。
結論から言うと、
- 違う:動詞
- 違い:名詞(もとは動詞の連用形)
です。
この記事では、「違う」と「違い」の品詞の違いを、例文と文法的な考え方から整理します。
「違う」と「違い」の品詞の違い【結論】
まず結論をまとめます。
| 表現 | 品詞 | ポイント |
|---|---|---|
| 違う | 動詞 | 状態・動作を述べる |
| 違い | 名詞 | 差・違った点 |
👉 述語になるのが「違う」
👉 主語・目的語になるのが「違い」
「違う」は動詞
「違う」の品詞
「違う」は、ワ行五段活用の動詞です。
例文
- 形が違う
- 意見が違う
- 思っていたのと違った
✔ 文の最後に来て、状態を述べる
✔ 「〜が違う」の形を取る
「違い」は名詞
「違い」の品詞
「違い」は、動詞「違う」の連用形が名詞化したものです。
文法的には
👉 連用形名詞 と呼ばれます。
例文
- 形の違いに気づく
- 大きな違いはない
- 意見の違い
✔ 主語・目的語になる
✔ 「〜の違い」という形を取る
なぜ「違い」は名詞になるのか
日本語では、動詞の連用形が名詞として使われることがよくあります。
例:
- 読む → 読み
- 走る → 走り
- 勝つ → 勝ち
- 老いる → 老い
同じ仕組みで、
- 違う → 違い
となっています。
「違い」は動詞ではない?
次の文を比べてみてください。
- 形が違う。
- 形が違います。
- 形の違い。
1文目・2文目は
👉 動詞「違う」
3文目は
👉 名詞「違い」
※「違います」は「違う」の丁寧形で、品詞は動詞のままです。
文の中での見分け方(実用)
迷ったら、次の方法で確認できます。
見分け方①
「〜です/〜ます」が付く?
→ 動詞(違う)
見分け方②
「〜の」「〜に」「〜は」が付く?
→ 名詞(違い)
例:
- 意見が違う(動詞)
- 意見の違い(名詞)
よくある勘違いと注意点
- ❌ 「違い」は動詞
→ ⭕ 名詞 - ❌ 「違う」は名詞
→ ⭕ 動詞 - ❌ 「違い」は形容詞
→ ⭕ 名詞
👉 活用するかどうかで判断すると確実です。
「違う」「違い」を使い分ける視点
- 状態を述べる → 違う
- 差そのものを指す → 違い
例:
- 色が違う
- 色の違い
まとめ|「違う」と「違い」の品詞
- 違う:動詞
- 違い:名詞(連用形名詞)
「違い」は 動詞「違う」から生まれた名詞 と理解すると、混乱しません。
