送別や旅立ちの場面で見かける言葉に、
- 餞別(せんべつ)
- はなむけ
があります。
どちらも「別れ」に関係する言葉ですが、意味や使い方が違うため
- 餞別って“お金”のこと?
- はなむけって“言葉”のこと?
- 文章ではどっちを使えば自然?
と迷いやすい言葉でもあります。
この記事では、餞別とはなむけの違い・ニュアンス・使い分けを、例文つきでわかりやすく解説します。
結論:餞別とはなむけの違いは「贈り物」か「言葉」か
先に結論を一言でまとめます。
- 餞別:旅立つ人へ贈るもの(品物・金品など)
- はなむけ:旅立つ人へ贈る言葉(励まし・祝福)
✅餞別=“物(実体)”
✅はなむけ=“言葉(気持ち)”
この違いです。
餞別とは?意味とニュアンス
餞別(せんべつ)とは、
👉 別れに際して贈る金品や品物
を指す言葉です。
たとえば
- 退職する人へ贈り物をする
- 転勤する人へ記念品を渡す
- 引っ越す人へお金を包む
といった場面で使われます。
文章では「餞別の品」「餞別を贈る」などの形になります。
はなむけとは?意味とニュアンス
はなむけとは、
👉 旅立つ人に向けて贈る励ましの言葉・祝福の言葉
を表す言葉です。
「はなむけ」は、別れの寂しさよりも
✅前向きに送り出す気持ち
✅応援する気持ち
を含むことが多く、温かい印象になります。
はなむけは漢字でどう書く?
「はなむけ」は
✅ 餞(はなむけ)
と書くこともあります。
ただし一般にはひらがなの方が柔らかく伝わりやすいので、文章では「はなむけ」とひらがな表記にする人も多いです。
【比較】餞別とはなむけの使い分け(迷ったらこれ)
✅餞別が自然な場面
- 実際に贈り物(品・金品)を渡す
- 記念品・お礼の品の話をする
- 「品」「贈る」など具体物が出てくる文章
👉 餞別=渡すもの(物)
✅はなむけが自然な場面
- 送り出す言葉をかけたい
- 応援・祝福の気持ちを伝えたい
- メッセージカード・スピーチの言葉
👉 はなむけ=かけるもの(言葉)
「餞別の言葉」は間違い?(よくある混乱)
結論としては、
✅会話では通じることもありますが、言葉の意味としてはズレやすいです。
餞別は本来「物」なので、「言葉」を表したいなら
- はなむけの言葉
- 送別の言葉
- 応援の言葉
の方が自然です。
目上の人には餞別・はなむけどっちが丁寧?
どちらも使えますが、気をつけたい点があります。
- 餞別:金品を連想することがあるため、相手や場面を選ぶ
- はなむけ:言葉なので丁寧に整えれば使いやすい
ビジネスで無難にまとめるなら「はなむけの言葉」や「送別の言葉」の方が安全です。
【例文】餞別の使い方(物を贈るとき)
例文1(文章向き)
ささやかではございますが、餞別の品をお贈りいたします。
例文2(丁寧)
心ばかりの餞別ではございますが、お受け取りいただけますと幸いです。
例文3(短め)
餞別として、記念の品をお渡しします。
【例文】はなむけの使い方(言葉で送るとき)
例文1(応援)
新天地でのご活躍を願い、はなむけの言葉をお贈りします。
例文2(やわらかめ)
これからの毎日が実り多いものになりますよう、心より応援しています。
例文3(短め)
はなむけとして、一言お伝えします。どうかお元気で。
関連語:送別・惜別・旅立ち・門出とも使い分けると強い
餞別とはなむけは、次の言葉ともセットで使われやすいです。
- 送別:送り出す場面の言葉
- 惜別:別れを惜しむ気持ちの言葉
- 旅立ち:出発・前進のイメージ
- 門出:節目を祝うイメージ
文章の目的に合わせて、言葉を選ぶと自然になります。
✅関連記事:送別と惜別の違い
→ 送別と惜別の違い|意味・ニュアンス・使い分けと例文【退職/異動/卒業】
✅関連記事:旅立ちと門出の違い
→ 旅立ちと門出の違い|意味・ニュアンス・使い分けと例文【祝福/送別】
3月の季語・季節語も一緒に入れると挨拶文が整う
送別の文章は、季語を添えると一気に丁寧になります。
→ 3月の季語まとめ|上旬・中旬・下旬の季節語一覧と意味・使い分け【例文つき】
餞別・はなむけを入れた文章テンプレを探している場合はこちらも便利です。
- 退職・異動・送別の挨拶文例
→ 退職・異動・送別のビジネス文例はこちら - 卒業・友人向けの一言文例(準備中)
→ 卒業・送別の一言文例(一般向け)はこちら
まとめ|餞別は「贈り物」、はなむけは「贈る言葉」
餞別とはなむけは、どちらも別れの場面で使いますが意味が違います。
- 餞別:金品・品物など“贈るもの”
- はなむけ:励まし・応援など“贈る言葉”
文章で迷ったら、「物の話なら餞別」「言葉の話ならはなむけ」で覚えると失敗しません。
