人事異動や契約書を作成しているとき、
「4月1日付」か「4月1日付き」かで迷った経験はありませんか。
一見するとどちらも正しそうですが、ビジネス文書では明確に正解が決まっています。
特に辞令・通知書・契約書では、この違いを間違えると「日本語として不自然」「公用文として不適切」と判断されることもあります。
この記事では、
- 「4月1日付」と「4月1日付き」の意味の違い
- 辞令・人事・契約書での正解表記
- 間違いやすいNG例
を実務目線で解説します。
※ 基本ルールを先に確認したい方はこちら
👉 「付き」と「付」の違いと正しい使い分け
👉 「何時も」と「いつも」の違いと使い分け
結論|日付を示すなら「4月1日付」が正解
まず結論です。
| 表現 | 正誤 | 理由 |
|---|---|---|
| 4月1日付 | ✅ 正しい | 日付を示す正式表記 |
| 4月1日付き | ❌ 原則NG | 日付には使わない |
👉 日付を表す場合は、必ず「付」を使います。
「4月1日付」の意味
意味
「その日付として扱う」「その日を基準に効力が発生する」という意味。
ビジネスでの使用例
4月1日付で人事異動を発令する。
本契約は4月1日付で締結する。
4月1日付の通知書を送付いたします。
👉 辞令・契約・通知など、すべてこの表記が正解です。
「4月1日付き」がNGな理由
「付き」は本来、状態・属性が備わっていることを表します。
「付き」が使われる正しい例
- 保証付き商品
- 特典付きプラン
- 条件付き承認
一方で「日付」は、状態ではなく、区分・基準・行為を示すもの。
そのため、
4月1日付きで発令する
は、日本語として不自然になります。
例外的に「日付付き」が使えるケース
「付き」が完全にNGというわけではありません。
正しい使い方(属性としての日付)
日付付きの書類
日付付き文書を提出してください。
この場合は「日付が書かれている」という属性を示しているため、「付き」が使えます。
辞令・人事文書での正解例
人事異動
2026年4月1日付で、営業部へ異動を命ずる。
昇進・昇格
4月1日付で課長に昇進する。
入社・退職
4月1日付入社
3月31日付退職
👉 人事文書では一貫して「付」
契約書・通知書での正解例
契約書
本契約は、2026年4月1日付で効力を生じる。
通知文
4月1日付の書面にてご通知申し上げます。
よくあるNG例(注意)
❌ 4月1日付きで発令
❌ 4月1日付きの辞令
❌ 4月1日付き契約
⭕ 4月1日付で発令
⭕ 4月1日付の辞令
⭕ 4月1日付契約
迷ったときの判断基準(超シンプル)
- 日付を示す? →「付」
- 日付が書かれている状態? →「付き」
まとめ
- 4月1日付:日付・基準・効力発生日
- 4月1日付き:原則NG
- 日付付き書類:属性としてならOK
このルールを覚えておけば、辞令・契約書・通知文で迷うことはなくなります。
