年が明け、新しい一年が始まる1月。
実際の寒さとは裏腹に、文章の中では、どこか明るく、前向きな季節感を表したい場面も増えてきます。
そんなときに使われるのが 「初春」 という言葉です。
初春は、
「まだ寒いのに使っていい?」
「新春との違いは?」
と迷いやすい季語のひとつ。
この記事では、初春の意味や使う時期、年始の挨拶に自然に取り入れるコツを例文とともに解説します。
初春(しょしゅん)とは
初春とは、春の始まりを感じさせる時期を表す言葉です。
実際の気候は寒くても、新年・立春を迎える心情を表す季語として使われます。
初春を使う時期
- 1月上旬〜2月初旬
- 年始の挨拶文に最適
※ 寒さ表現とは併用しないのが基本。
初春の特徴
- やわらかく、明るい印象
- 新年の始まりを感じさせる
- 一般向け・私的な文章と相性が良い
初春を使った例文
- 初春の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。
- 初春らしい穏やかな日差しを感じる頃となりました。
- 初春を迎え、新たな一年の始まりを感じております。
新春との違い
| 語 | ニュアンス |
|---|---|
| 初春 | 季節感・やわらかさ |
| 新春 | 新年祝賀・改まり |
まとめ
初春は、寒さよりも「年の始まりの気持ち」を伝えたいときに使う季語です。
1月の挨拶文を、やさしく・前向きにまとめたい場合に最適です。
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