「正しい」「正確」「適切」は、どれも肯定的な評価語ですが、判断している基準がそれぞれ違います。
結論から言うと、
- 正しい:基準・ルールに合っている
- 正確:事実・数値にズレがない
- 適切:状況・目的に合っている
という違いがあります。
この記事では、基準・事実・状況の3軸で整理します。
「正しい・正確・適切」の違い【結論】
まず全体像です。
| 語 | 判断基準 | 中心意味 |
|---|---|---|
| 正しい | ルール・規範 | 正誤 |
| 正確 | 事実・数値 | ズレがない |
| 適切 | 状況・目的 | ふさわしい |
👉 何に照らして評価しているかが違います。
「正しい」の意味と使い方
意味
「正しい」は、規則・基準・あるべき姿に合っていることを表します。
✔ 正誤判断
✔ 主観・社会的規範を含む
例文
- 答えが正しい
- 判断が正しい
- 正しい日本語
👉 「間違っていないか」が焦点。
「正確」の意味と使い方
意味
「正確」は、事実・数値・情報に誤差がないことを表します。
✔ 客観的
✔ 数量・データと相性が良い
例文
- 正確な数値
- 情報が正確
- 正確に測定する
👉 ズレ・誤差がないかがポイント。
「適切」の意味と使い方
意味
「適切」は、その場の状況・目的・相手に合っていることを表します。
✔ 文脈依存
✔ 判断・対応の評価に多用
例文
- 適切な対応
- 適切な表現
- 適切なタイミング
👉 合っているかどうかが焦点。
同じ場面で比べると分かりやすい
例:ビジネス文書の場合
- 内容は正しい
(ルール・事実に反していない) - 数字は正確
(誤差がない) - 表現は適切
(相手・場面に合っている)
👉 3つは同時に成立することもある。
入れ替えられない典型例
- ❌ 正確な判断 → ⭕ 正しい判断
- ❌ 適切な数値 → ⭕ 正確な数値
- ❌ 正しい対応 → ⭕ 適切な対応
👉 評価軸が違うため、置き換え不可。
ビジネス文での使い分け(重要)
報告・資料
- 数値が正確
- 事実関係は正しい
判断・対応
- 適切な対応
- 適切な措置
※「正しい対応」より
👉 「適切な対応」の方が自然。
よくある誤解
- ❌ 正しい=正確
→ ⭕ 別物(判断 vs 事実) - ❌ 適切=正しい
→ ⭕ 状況次第 - ❌ 正確なら適切
→ ⭕ 目的に合うとは限らない
迷ったときの判断基準(実用)
次の質問で決めてください。
- ルール・正誤?
→ 正しい - 事実・数値?
→ 正確 - 状況・目的?
→ 適切
まとめ|正しい・正確・適切の違い
- 正しい:基準・規範に合う
- 正確:事実・数値がズレない
- 適切:状況・目的に合う
👉 評価軸を意識すると迷わない。

